新刊紹介『白い壁、デザイナードレス』

『建築史学』(建築史学会)最新第80号(2023年3月)に、マーク・ウィグリー著、坂牛卓ら訳『白い壁、デザイナードレス』(鹿島出版会2021)の新刊紹介が掲載されました。ぜひご一読ください。

(書評より)
本書『白い壁』には、デコンストラクティビズムの理論家の名にふさわしい、実験精神と遊びが満ちている。明快なテーマ設定や読みやすさといったホワイトな配慮の裏に、近代建築史の書き換えを睨んだブラックジョークが幾重にも塗り重ねられている。ペンを片手に何度も読み返し、汚すに足る傑作である。